プチウルルン体験

私はどうしてもラダック・フェスティバルが見たかったため、レー市に向かった。
ラダックはデリーから北へ空路1時間のところにあるチベット文化圏。
レー市の標高は3650m。

そこに滞在して1週間が過ぎようとしていたとき。
街のバスステーションで殺人事件が起きた。

仲良くなったお土産物屋のおじさんが「明日はストライキで店が全部閉まるから、ウチに食事を食べに来なさい」と招待してくれた。

なんて優しいんだ。
私はこういう交流がしたくて旅に出たんだよ。

翌日、おじさんの店の前で待ち合わせをし、家まで行った。
まず、バター茶をふるまってくれた。
暖まって、まろやかでおいしい。

そのあと、チャン(日本で言うどぶろく)を飲ませてくれた。
おいしいのだが、高地で酒を飲むと酔いやすいんだ。
そしてあちらの風習で、少し飲んだだけでなみなみと注いでくる。

断っても断っても注いでくるw
なんかもうわけのわからない状態になった。
それを見て、妹さんが笑っている。

ベロベロ状態で食事。
あ、何を食べたのかよく覚えてないよ?

そんなプチうるるん体験をした。
もちろん翌日は二日酔いw

そして、災難は続く

私は心霊現象など信じていなかった。
いや、実際に経験したらきっと恐ろしいだろうから信じたくなかった。

デリーからコルカタまで夜行列車に乗り、ヘトヘトで適当に宿を決めた。
疲れていて誰とも話したくなかったのでシャワー付きのシングルにした。

夕食を食べ部屋に戻って来た。
何だかすっごい重苦しい雰囲気。
その部屋にいるだけでソワソワした。

気分転換にとお香を焚き、音楽を流した。
しかしいや~な雰囲気が漂っていた。

きっと疲れているせいだ!!!
ってことで、電気を消しさっさとベッドに横になった。

夜中。
目を覚ますと、血の色のように部屋中が真っ赤。
そして視線を感じる。
見ちゃだめだ、見ちゃだめだ、見ちゃだめだ!

見ちゃったw
真っ赤の部屋の中にどす黒い影…。
立ってこっちを見ている。

あー…、部屋から逃げだそうとしたが腰が抜けて動けない。
その影から目を離したら、こっちにやって来そうで離せない。

そしたら、突然部屋が真っ暗になった。
視線も感じなくなった。

なんだったんだろう。

翌日、すぐに宿を変えた。
ってか、ドミトリーにした。

しばらくしてから、旅仲間にそのことを話したら、ボランティアをしていた日本人女性が私の泊まっていた部屋の上の階の部屋で亡くなったらしい。

それか…。

それからしばらくシングルには泊まれなくなりました。

避けられない災難もある

苦難は続くよ、どこまでもの続き

ダージリンを降りる日が来た。
行きで酷い目にあったので、自分なりに嘔吐対策をした。

出発前は消化に良い物しか食べない。
ジープは助手席に乗らせてもらう。
乗車中は姿勢を良くする(胃が圧迫されると気持ち悪くなりやすいと考えた)。

ジープ乗り場では、前回吐いたことを告げ助手席に座らせてもらった。
出発し、背もたれにもたれ掛からずに姿勢を良くしていた。

ヨッシヨシヨシ
この調子で行けば山道楽勝だ!
と、余裕をかましていた。
油断してしまった。

油断はよくないよね?
避けられない災難もあるのだ。

後部座席に座っていたおじさんが予告なく、車内でウゲーーーー!
吐いてしまった。
クッサイ!クッサイ!
車内がどよめく。

ってか、今まで耐えてきた私の精神はここで限界を迎えた。
処理をするためにジープは止まっていた。
私は急いでジープを降り、茂みに直行。
ウゲーーーーーーーーー!

もらいゲロですw
せっかく耐えてたのに、おじさんのせいで。
ってか、いい大人なんだから吐く前に運転手に言いなさいよ。

結局、ダージリン往復で吐いてしまった。
なのにそれから数回、ダージリンに通ってしまったよ。
景色が美しすぎるんですもの。